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間違ってもいいから思いっきり(市井人の日曜研究)

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

暗殺教室の実践的な教え

『暗殺教室』とは、週間少年ジャンプで連載されている松井優征作の人気学園コメディ。 蛸のような軟体動物の体を持つ主人公の殺せんせー(誰にも殺せない先生の略称)は、惑星を破壊できるほどの反物質を体内に抱えており、1年後には地球を木っ端微塵にして…

真理の探究では世界を救えない

キリストでもシャカでもマルクスでも悪魔くんでもみな同じことだ それぞれ方法はちがっているが根本にある考えはおなじなんだ 世界がひとつになり貧乏人や不幸のない世界をつくることは…… おそかれはやかれだれかが手をつけなければならない人類の宿題ではな…

劇場版パトレイバーの戦争論

『機動警察パトレイバー』とは、レイバーというロボット技術を応用した作業機械が、軍事や海底探査や大規模な建設工事の場面にまで広く普及した近未来を描いたSF作品。 この物語に登場するのは、レイバーを悪用した犯罪やテロに対応するため、警察内に設置…

やりたいことは今のうち

「もしこの世界が近いうちに滅亡してしまうとしたら、あなたはこれからも今と変わらぬ生活を続けていきますか?」 2015年3月にビッグコミック・スペリオールで始まった新井英樹の『なぎさにて』という作品では、このような終末論的世界観がやけにリアルに描…

この国に「大人」はどれだけいますか?

『キーチvs』は、前回紹介した新井英樹の漫画『キーチ!!』の10年後の世界を描いた続編。 http://mrbachikorn.hatenablog.com/entry/2015/03/29/000754 世の中の矛盾と戦うために小学5年生で立ち上がった染谷輝一という少年が、既得権益を相手にとことん戦っ…

クソみたいな現実に立ち向かう

キーチ!! 8 (ビッグコミックス)作者: 新井英樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/02/28メディア: コミック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (24件) を見る 新井英樹は、その過激な作風で知られる漫画家。 理不尽な無差別殺人犯、斡旋業者に大…

ベルセルクの描く宗教観

ベルセルク (21) (Jets comics (839)) 作者: 三浦建太郎 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2001/05 メディア: コミック クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 三浦建太郎の描く漫画『ベルセルク』は、壮大なスケールで描かれるダークファンタジ…

寄生獣に見る「過大な正義感」の正体

地球上の誰かがふと思った 人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか…… 地球上の誰かがふと思った 人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるのだろうか…… 誰かがふと思った 『生物の未来を守らねば……』 これは、岩明…

バガボンドに学ぶ運動のコツ

井上雄彦の描く歴史漫画『バガボンド』にて、宮本武蔵が村のお母さん達に請われて剣を教える場面があります。 バガボンド(37) (モーニング KC) 作者: 井上雄彦,吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/07/23 メディア: コミック この商品を含むブロ…

去勢されない強さ

強さとは我儘(わがまま)を押し通す力のこと。 これは、人気格闘漫画『グラップラー刃牙』など板垣恵介の作品群に共通している不変のテーマです。 グラップラー刃牙 (39) (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 板垣恵介 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日:…