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間違ってもいいから思いっきり(市井人の日曜研究)

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

宗教と向き合う

死なないための損得勘定によって「真理」は造られた

この世界において「生き延びたい」という都合を持った参加者がまず考えることは、「死なないためにはどうすれば良いか」という損得勘定です。 暖をとること・食べること・寝ることの3つに関しては、生き延びるためにどうにかして満たさないといけないでしょ…

怪しくて胡散臭い御利益の世界

世界一怪しく胡散臭いですが 世界一安全で幸せな場所を目指します これは田島隆の「タンバリン教」というステージに込められた想い。 彼は、世界中の様々なタンバリンに精通するタンバリン博士であると同時に、タンバリンの演奏や指導を生業とするタンバリン…

ベルセルクの描く宗教観

ベルセルク (21) (Jets comics (839)) 作者: 三浦建太郎 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2001/05 メディア: コミック クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 三浦建太郎の描く漫画『ベルセルク』は、壮大なスケールで描かれるダークファンタジ…

レフェリーに依存するな

史上最大級のジェノサイドとして有名なのが、第二次世界大戦中にナチス・ドイツによって行われたユダヤ人の虐殺です。 ホロコーストとも呼ばれるこの組織的殺戮の目的はユダヤ人の根絶だとされており、その犠牲者の総数は1100万人以上とも言われています。 …

ヒトは特別な動物ではない

戦争やテロや殺人事件など「人殺しが起きた」というニュースは、私たちの生きる現代社会では「許されざる悲劇」として毎日のように伝えられています。 また、熊や猪など大型獣の駆除、魚介類の漁、食用に育成した家畜の屠殺、犬や猫の殺処分、殺虫剤による虫…

イスラム世界から見た近代社会

勝てば官軍、負ければ賊軍。 このことわざは、たとえ道理にそむいても戦いに勝った者が正義となり負けた者は不正となるという意味であり、戦いの勝敗によって物事の正邪善悪が決まってしまうことを表しています。 今日私たち日本人は、近現代史の官軍である…

一神教ってなあに?

昔むかし、あるところに、七人家族が暮らしていました。「戦後日本」と、表札が出ていました。家族は両親と、五人のきょうだい。「日本国憲法」「民主主義」「市場経済」「科学技術」「文化芸術」という名の、いい子たちでした。でもある日、五人とも、養子…

堂々となんとなく生きる

揺るぎない信念を持とう。その信念が、あなたの思考を力に変えるのだ。信念が願望や目標と結びついたとき、あなたの望みは実現する。 思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき 作者: ナポレオンヒル,Napoleon Hill,田中孝顕 出版社/メーカー: き…

なぜ勉強しなければならないのか

なぜ勉強しなければならないのか。 これは、近代教育の制度がすでに完備された国々で、多くの子どもたちが頻繁に口にする愚痴です。 <a href="http://mrbachikorn.hatenablog.com/entry/2014/04/08/084900" data-mce-href="http://mrbachikorn.hatenablog…

記述信仰からの卒業

言葉の根本的な存在理由は人心を説得すること。 世の中がどうなっているのかを描写したり記述したりするという役割は、言葉の本質とは全く関係がない。 これが私自身の一貫した主張です。 それに対し、言葉はそもそも世の中がどうなっているのかを描写したり…

科学の目的

私たちのものの考え方は、物質的な状況や思想的な流行といった時代ごとの背景に大きく左右されています。 以前の記事では、レヴィ=ストロースの提唱した構造主義やその著書『野生の思考』が現代社会を生きる私たちに与えている影響について、ごくごく簡単な…

流行と常識と思想

13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。 これは、途上国の子どもに教育を与えていこうと活動している国際NGO「プラン」の日本支部による、「Because I am a Girl」という啓蒙キャンペーンの広告です。 このキャッチコピーを見て、あなたは何を感じと…

○×はしんどい

世の中にはヨガや禅などをはじめとする数多くの瞑想法があり、適切な方法で瞑想すると自分と周りの世界との境がなくなって「宇宙と一体となったような感覚」が得られると言います。 こうした神秘体験の存在は「大いなる存在に繋がっている」といった信心を生…

オカルトの誘惑

20世紀中盤に活躍したカナダ人医師のワイルダー・ペンフィールドは、30年間で750人ほどのてんかん手術を手がけました。 数々の開頭手術の中で彼は、局部麻酔した患者の脳のさまざまな箇所に直接電極を当てて、その際の患者の様子や感想を克明に記録していき…

失われた神を求めて

数千年前の古代人たちは、現代の私たちが抱いているような主観的で意識ある心を持ち合わせておらず、右脳から聴こえてくる神々の声に従って生きていた。 前々回の記事で紹介したジュリアン・ジェインズは、1976年に刊行した『神々の沈黙』でこの途方もない仮…

真理ムラの癒着と圧力

日本における原子力発電の安全神話は、2011年3月11日に起きた福島第一原発の危機的事故をきっかけに崩壊しました。 ですが、それまでの日本では原発推進が国の規定路線としてまかり通っており、反原発を声高に唱えるような人は社会的圧力によって村八分にさ…

全人類プロレス

この世界は、力が支配する弱肉強食の説得合戦の場。 私たちは生まれたときからすでにこの舞台のプレイヤーの一人であり、さまざまな力を用いて互いに説得の応酬を繰り返しています。 <a href="http://mrbachikorn.hatenablog.com/entry/2014/02/28/065000…

なぜ人を殺してはいけないのか

あるテレビの討論会で、小学生が「なぜ人を殺してはいけないのか」と素朴な疑問を述べ、そこにいたコメンテーターたちが上手く答えられずに困り果てたという出来事が一時期話題になりました。 今回はこうした「大人の理屈」の機能とその限界を分析していくこ…

人類を飼い慣らした物語

ヒトを文明社会の担い手へと仕立て上げてしまう言葉の影響力には、ある巧妙なトリックが隠されています。 今回はこのトリックの種明かしをすることで、言葉の荒波に溺れてしまわないための基本的なモノの見方を掴んでいきたいと思います。 喰うか喰われるか…

文明人だけがハマる罠

この似顔絵は、友人のイラストレーターが私の結婚祝いに描いてくれたもの。 周囲の仲間からの評判は「めちゃ似てる」「目元がそのまんま」「実物より優しそう」などなどかなりの好評価。 描かれた本人としても、こんなにそっくりに描いてもらえたのかと驚き…

現実的な幸せへの道筋

「間違ってもいいから思いっきり」と題したこのブログのテーマは、人生をのびのびと楽しむこと。 人々がのほほんと気楽に生きられなくなってしまう原因は何なのか。 この世間の荒波の中で、私自身はどのように折り合いを付けて生きているのか。 私の尊敬する…