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間違ってもいいから思いっきり(市井人の日曜研究)

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

人を傷付けること自体は悪ではない

誰かを傷付けてしまったとき、嫌な気分になってしまうのは何故か。 それは「自分はこうしたかった」という意志と「実際はこうしてしまった」という行為の結果との間に隔たりがあるからです。 逆に言うならば、自己嫌悪や罪悪感にさいなまれたくなければ、自…

「死ね」と言われるような国でも楽しく生きる3つの方法

どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。 ふざけんな日本。 保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。 保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。 国が子供産ませな…

人権思想もハラスメントの乱立も立派な武器

すべての人間は生まれながらにして侵害されてはならない権利を有しているというのは、誰かが思い付いた作り話です ですがこのフィクションのあらすじは、フランス革命をきっかけとして西洋社会を中心に広まっていき、今現在の国際社会では無視することのでき…

育休議員不倫騒動から読み取る人権思想の演じ方

宮崎謙介とは、2015年末から2016年にかけての3ヶ月間になにかと話題を集めた元国会委員です。 Wikipediaにまとめられている彼についての話題を、一部抜粋して紹介してみましょう。 2015年5月19日、同じ自民党・二階派所属議員である衆議院議員・金子恵美との…

上達したければ失敗を稼ぎなさい

私の生き甲斐は、人に何かを教えること。 18歳で始めた家庭教師の頃から20年近く、バイトや趣味や職業で、数学・和太鼓・篠笛・民舞などを教え続けてきました。 どんな分野であっても、複数の人間に向けて一斉に教えていると、吸収の早い人と遅い人との差が…

楽しむ力さえ行使できれば人生は楽しい

楽しむ力さえ行使できれば人生は楽しい これは、大学生のころに身に付けた私なりの人生観。 もし、現状であなたの人生が楽しくないとすれば、それは他人や環境のせいで陥っている仕方のない事態ではなく、あなた自身の捉え方が招いている等身大の実績でしか…

自分の好き嫌いや欲求は断言しても構わない

今週のお題「20歳」 この『間違ってもいいから思いっきり』というブログに書いているようなことを考え始めたのは、ちょうど18年前の2~3月くらい。 大学一年生だった私は、時間をもて余して眠れなくなった春休みの夜に、ただひたすら考え事をしていました。 …

暗殺教室の実践的な教え

『暗殺教室』とは、週間少年ジャンプで連載されている松井優征作の人気学園コメディ。 蛸のような軟体動物の体を持つ主人公の殺せんせー(誰にも殺せない先生の略称)は、惑星を破壊できるほどの反物質を体内に抱えており、1年後には地球を木っ端微塵にして…

無意味な「許せない」の利用価値

大学生のころ、ずっと疑問に思っていた言葉があります。 それは「許せない」です。 当時は理屈先行で考える傾向が今よりもずいぶんと強烈だったので、この言葉に何か建設的な意味があるんだろうかと心の底から馬鹿にしていました。 それは、一個人が誰かに対…

それが偽物でも愛せますか

以前紹介した田島隆というタンバリン奏者は、自作のタンバリン一つでドレミのメロディを奏でたり、ドラムセットの音色まで表現するという、超絶プレイヤー。 そんな彼が「世界一怪しく胡散臭いですが世界一安全で幸せな場所を目指します」という変わったテー…

世界は誰かの仕事でできている

「日本の民俗芸能がいかに心踊る文化であるか」を舞台や講座などを通じて全国に伝えている歌舞劇団田楽座は、私にとっての心の師。 mrbachikorn.hatenablog.com 全国各地の民俗芸能の担い手たちに今も師事している田楽座は、地元に芸能を持たないような人に…

わざわざ絡みに行くのがチンピラです

2013年に少しだけ話題になった「繊細チンピラ」とは、己の不遇な境遇をや傷つきやすい繊細な感受性を武器に「幸せな人は幸せそうにしているだけで不幸な私を傷つけるので一生黙っててください」というようなクレームをしらみ潰しに繰り返して他人の言動を封…

繊細チンピラの犯す傷つきますハラスメント

2013年に「繊細チンピラ」という言葉が話題になりました。 この言葉を取り上げて広めたのはライターの小野ほりでい。 女子二人の会話という形式で面白おかしくウェブサイトで紹介したことをきっかけに、一部の人々の間でスラングとして普及していったのです…

「がんばって狩り」の元凶

一般に「がんばって」という言葉には、「不用意に使うのはやめておこう」とためらってしまうようなデリケートな問題があります。 それは、この言葉を「君はがんばるべきだ」という発言者からの押し付けがましさとして解釈する人や「がんばって」という言葉を…

ゲームと現実を区別すれば数学が分かる

以前、当ブログで数学に対する「0.999999…が1になるのは何故か」という疑問への、私なりの決着法を紹介させていただきました。 mrbachikorn.hatenablog.com こういった数学への素朴な疑問は他にも代表的なものがいくつかありますが、今回はそれらを一気に解…

数学の計算ミスを減らす具体的な動作

教師として高校生に数学を教えつつ、プライベートで和太鼓を教えることもある私の指導上のこだわりは、曖昧な精神論に逃げずにできるだけ具体的な解説を目指すこと。 この方針に従って、いつのころからか数学の計算ミスに関しても「気を付けろ」「よく見直せ…

0.999999…=1の決着法

数学教師という肩書きを持っていると、ときどき聴かれるのが「0.999999…が1になるのは何故か」という質問です。 この疑問に対するもっともありふれた回答は以下のようなものです。 1÷3=0.3333333… 1÷3×3=0.333333…×3 1=0.999999… 他にも、極限という高校…

何のための和太鼓か

私にとって、和太鼓とはただの娯楽。 和太鼓に取り組む際の最優先事項は「純粋に娯楽としての楽しさを追求する」という一点であり、それ以外の「和太鼓の意義」なんてものはオマケで付いてくる副産物でしかないと捉えています。 ですから、私が好むのも「観…

怪しくて胡散臭い御利益の世界

世界一怪しく胡散臭いですが 世界一安全で幸せな場所を目指します これは田島隆の「タンバリン教」というステージに込められた想い。 彼は、世界中の様々なタンバリンに精通するタンバリン博士であると同時に、タンバリンの演奏や指導を生業とするタンバリン…

悲しませずに楽しませる田楽座の魅力

日本各地のお祭りで使われていた和太鼓という楽器が、舞台演奏の場で頻繁に使われるようになったのは昭和の中期ごろから。 地方に受け継がれてきたお祭りの太鼓や和太鼓だけで構成された創作曲などが、プロの劇団や和太鼓集団の舞台に取り入れられました。 …

抱え込むな、パスを出せ

「日本の民俗芸能がいかに心踊る文化であるか」を舞台や講座などを通じて全国に伝えている歌舞劇団田楽座は、私にとっての心の師です。 これまで私が田楽座から学んできたものは、和太鼓や踊りなどの芸能、その中で培われてきた自然な身体操作のコツ、そして…

ここから始まる伝統芸能

土の香 人の情 ふるさとをこよなく愛してwww.dengakuza.com これは、日本の民俗芸能を舞台で50年以上も演じ続けている歌舞劇団田楽座の活動理念。 彼らは、全国各地のお祭り芸能の担い手に師事し、ふるさとを築いてきた人と人との繋がりのありかたや、土地土…

好ましい世界は自分たちで作るしかない

自分が今いる場所が「ろくでもない場所」であり、まわりにいるのは「ろくでもない人間」ばかりなので、「そうではない社会」を創造したいと望む人がいるかもしれない。 残念ながらその望みは原理的に実現不能である。 人間は自分の手で、その「先駆的形態」…

悲しみ依存症からの脱却

私が提唱する「会話≒白ごはん」理論とは、「会話の楽しみと人生経験」の関係を日本食における「白ごはんとおかず」の関係に喩えるもの。 人生のもっとも基本的な楽しみを「会話」と見なし、すべての人生経験を会話のネタと捉えることで、どんな経験だろうと…

苦境をネタに昇華する

それは三年半前の昼のことでした。 デスクワークをしていると、唐突に、腰の右脇の方に猛烈な痛みが襲ってきました。 姿勢を保つこともできないくらいの破滅的な激痛に椅子からへなへなと崩れ落ち、痛みに悶えて這いつくばりながら職場の保健室へと直行。 保…

基本は会話と白ごはん

幸せのために最優先で取り組むべき課題は「楽しみ」を生み出すことであり、人生におけるその他の要素は2番手以降の雑事に過ぎない。 そして世の中の全ての不幸は、その優先順位の取り違えから生まれる。 mrbachikorn.hatenablog.com そう考えて「楽しみ」以…

力こそがすべて

和太鼓にも人生にも共通する私のモットーは「気持ち良ければそれでいい」「楽しければそれでいい」「それ以外の雑音はほっとけばいい」というもの。mrbachikorn.hatenablog.com 世の中には「楽しいだけじゃ駄目でしょ」「気持ちよければいいなんて動物と一緒…

楽しけりゃいいんだよ

真面目なふりして つまらないことで 悩んだふりする たまにゃおもしろい なんだかんだ気分次第 自由になら一秒でなれる 夏の朝にキャッチボールを 寝ぼけたままナチュラルハイで 幸せになるのには別に誰の許可もいらないyoutube.com これはザ・ハイロウズの…

気持ち良ければそれでいい

私が毎週日曜日に更新しているブログ「間違ってもいいから思いっきり」のタイトルに、二週間前から「和太鼓に狂った数学教師の週末ブロガー活動」という説明をサブタイトルとして付け加えました。 和太鼓、数学、ブログ全てに共通している私の基本的なスタン…

岸見アドラー学の功績

宗教が力を持っていた時代であれば、まだ救いもあったでしょう。 神の教えこそが真理であり、世界であり、すべてだった。 その教えに従ってさえいれば、考えるべき課題も少なかった。 しかし宗教は力を失い、いまや神への信仰も形骸化しています。 頼れるも…

役に立つならええじゃないか

「科学の目的は予測と制御であり真理の探究ではない」というのが構造主義者である高田明典の持論です。 これはつまり、 神のような立場でなければ「なぜ世の中がこうなっているのか」に関する究極の理由なんて知りようがないのだから、神の立場にない私たち…

真理の探究では世界を救えない

キリストでもシャカでもマルクスでも悪魔くんでもみな同じことだ それぞれ方法はちがっているが根本にある考えはおなじなんだ 世界がひとつになり貧乏人や不幸のない世界をつくることは…… おそかれはやかれだれかが手をつけなければならない人類の宿題ではな…

心理植木のすがすがしい本音

「本当にわかる心理学を書いてください。『本当に』がポイントです。世間の流行やトレンドは気にしなくていいですから」……そう依頼されたとき、私は嬉しかった。 心理学の真骨頂を伝えられるときがやっと来た、と思った。 「でしたら、みんなが大好きな『心…

リーガルハイ流の格付け考

この世に存在するありとあらゆる格付けは、人々の都合によって勝手に決められたもの。 言葉に左右されやすいという人間の性質を利用して、低いランクよりも高いランクを目指すようにと人類を調教していくことが、こうした格付けを導入する際の主な目的になり…

日本はまだ主権国家ではない

アメリカと日本の関係は、藤子不二雄Fの漫画『ドラえもん』における乱暴者ジャイアンとその舎弟スネ夫との関係のように喩えられることがあります。 その現状が不満な日本人の中には、主権国家である日本は出来杉くんのような自立した優等生を目指すべきだと…

どうして通貨危機は起こるのか

経済の素人である私たち一般人の多くは、ニュースで通貨危機だとか金融危機といったフレーズを聞いても、具体的にはピンときていない場合がほとんど。 ニュースのトーンから何となく「大変なことが起こったんだな」というニュアンスだけは感じることができま…

アメリカの自殺願望を疑ってみる

私が考える情報リテラシーとは、話題の前提を疑う習慣のこと。 これまでも、そんな内容の記事をいくつか紹介してきました。 「真実を見極めた『つもり』に振り回される愚かさ」原子力発電は必要か否か - 間違ってもいいから思いっきりmrbachikorn.hatenablog…

保守とリベラルの仲良しプロレス

プロレス興業の目的は、敵を倒すことではなく、試合をお客さんに観てもらって収入を得ること。 プロレスがお客さんに注目してもらえる魅力的なエンターテイメントであるために、彼らは肉体を鍛え、技を磨き、演出を洗練させ、ストーリーを練り込んでいきます…

ノンポリとして政治を眺める

【ノンポリ】 ノンポリは、英語の「nonpolitical」の略で、政治運動に関心が無いこと、あるいは関心が無い人。 元は1960-70年代の日本の学生運動に参加しなかった学生を指す用語である。 政治にまったく興味を持たなかった人だけではなく、政治問題に関心は…

あなたは「湿り気」を自覚していますか?

前回、私は2015年6月1日の改正道路交通法の施行に関して、「自転車運転に関する禁止事項が増えたわけではない」とする見解を述べました。 そもそも法改正以前から「歩行者による信号無視」ですら厳密には違法行為なのですが、歩行者や自転車はバイクや自動車…

道交法違反は犯罪なんです

道路交通法の改正により、明日から「自転車運転者講習制度」という新しい制度が始まります。 これまで自転車の危険運転に対しての取り締まりには、違反の摘発による「罰金の支払い」などの方法がありました。 そして2015年の6月1日以降は、14歳以上の人が3年…

「人を追い詰める方法」が知りたい人へ

あなたがもし『詐偽の手口』や『洗脳の手口』というタイトルのテレビ番組や本やブログ記事を見かけたら、どのような内容を期待しますか。 あなた自身が他の誰かを騙したり洗脳したりするつもりで、そのための上手な方法を知るために見ますか。 それとも、今…

和太鼓とアイドルの共通点

和太鼓という楽器には様々な特色がありますが、その中でも私が一番注目するのは頑丈さです。 特に、くり貫いた欅の木になめした牛の皮を張った太鼓の耐久性は群を抜いており、これほど力いっぱい殴打しても壊れてしまわない楽器など滅多に存在しないでしょう…

近代化されてしまわない日本の魅力

私の人生を決めたのは田楽座。 長野を拠点に50年以上活動している田楽座は、日本各地に受け継がれる民俗芸能を地元の担い手から習い受け、日本人のルーツやふるさとへの深い愛着を舞台の上で表現している歌舞劇団です。 私は10年以上前から田楽座を応援する…

人生はゴリ押しの連続

「LIFE!~人生に捧げるコント~」という番組の2015年4月16日の回に、ムロツヨシと石橋杏奈による『修羅場』という印象的なxコントが放送されました。www.nhk.or.jp シーンは同棲中のカップルの家。 部屋に放置されていた彼女のケータイを目撃し、浮気の事実…

劇場版パトレイバーの戦争論

『機動警察パトレイバー』とは、レイバーというロボット技術を応用した作業機械が、軍事や海底探査や大規模な建設工事の場面にまで広く普及した近未来を描いたSF作品。 この物語に登場するのは、レイバーを悪用した犯罪やテロに対応するため、警察内に設置…

銃社会生まれのグローバリズム

グローバリズムとは、株式会社というフィクションを延命させ、国民国家というフィクションを終わらせるために、アメリカの新自由主義者たちが広めた不自然で作為的なイデオロギーである。 これが平川克美の著書『グローバリズムという病』におけるグローバリ…

やりたいことは今のうち

「もしこの世界が近いうちに滅亡してしまうとしたら、あなたはこれからも今と変わらぬ生活を続けていきますか?」 2015年3月にビッグコミック・スペリオールで始まった新井英樹の『なぎさにて』という作品では、このような終末論的世界観がやけにリアルに描…

はてなブログに引っ越して2か月になりました

去年の2月にアメーバブログで始めたこのブログ。 週1回のペースで更新を続け、スタートから1年が経った今年の2月にはてなブログへと移設しました。 はてな独自の仕組みについてはまだよく理解していないのですが、興味深いブログがいくつもあってちょっとず…

この国に「大人」はどれだけいますか?

『キーチvs』は、前回紹介した新井英樹の漫画『キーチ!!』の10年後の世界を描いた続編。 http://mrbachikorn.hatenablog.com/entry/2015/03/29/000754 世の中の矛盾と戦うために小学5年生で立ち上がった染谷輝一という少年が、既得権益を相手にとことん戦っ…