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間違ってもいいから思いっきり(市井人の日曜研究)

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

数学というオタク趣味

 私は大学で数学を先攻し、現在は高校で数学教師をしていますが、数学への愛はそれほど感じていません。
 小・中・高まで数学が得意でい続けたので「大学の数学はどんなものだろう?」という興味はありましたが、興味があったのは「数学に出てくる理屈が自分には分かるかどうか」であって数学自体が好きなわけではないということに、大学3年生の頃に気が付いたのです。
 
 この数学への愛のなさは、数学教師としてプラスにもマイナスにも作用しています。
 この数学の指導と数学への愛との関係について、文部省の学習指導要領を参考にしながら語ってみたいと思います。
 
「小学校学習指導要領」
算数的活動を通して,数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てるとともに,算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き,進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。
 
「中学校学習指導要領」
数学的活動を通して,数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察し表現する能力を高めるとともに,数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し,それらを活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てる。
 
「高等学校学習指導要領」
数学的活動を通して,数学における基本的な概念や原理・法則の体系的な理解を深め,事象を数学的に考察し表現する能力を高め,創造性の基礎を培うとともに,数学のよさを認識し,それらを積極的に活用して数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。