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間違ってもいいから思いっきり(市井人の日曜研究)

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

確かな重心操作を活用した打法を身に付けるためのドリル

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 和太鼓を観るときの私の着眼点は、打ち手が確かな重心操作を演奏時に活用できているかどうか。
 世のほとんどの和太鼓打ちは和太鼓を打つときの重心操作への意識が雑なので、重心操作の勢いをしっかり一打一打へと反映させられている打ち手を見つけたときには嬉しくなります。
 
 そんなこだわりを持つ私が、2ヶ月ほど前から開発を進めているのが「確かな重心操作を活用する打法を身に付けるためのドリル」というものです。
 「重心操作を活かす」という意識を持たずに和太鼓に打ち込んできた太鼓打ちに対して、それまで身に付けてきた和太鼓への先入観を書き替えるのは至難の技。
 和太鼓での重心操作の活かし方を質問してくる人はこれまで大勢いましたが、やり方を数回聴いただけの人は元の雑な打ち方に戻ってしまうことがほとんどで、修正作業を繰り返しながら何度もレクチャーした人にしかしっかりと身に付けさせることはできませんでした。
 
 関西のいくつかのチームに顔を出し、九州や関東でも指導することがある私にとっての悩みは、「修正作業を繰り返しながら何度も丁寧にレクチャー」という手間のかかるワークを複数の場所で実現させるのが難しいということ。
 そこで思い付いたのが、確かな重心操作を活用するために必要なステップを「真下に引っこ抜く」「重心のバウンド」「背伸びと蹴りこみ」「体幹でバチを操作」「バチを転がす」「自由の女神ポーズ」「上置き⇔下置き」「自在に使い分け」の8段階に細分化し、それぞれの段階で起こりうる「間違った理解」を修正していけるようなドリルをある程度までマニュアル化してしまうことです。
 
 準備しているのは、8種類のドリルのために必要なテキストと、実際のレクチャーで使える掲示用の模造紙と、復習用に解説を加えたYouTube動画を31本。
 これらを活用して、確かな重心操作を演奏時に活用できる和太鼓の打ち手を大勢育てていけたらなあと企んでいるところです。
youtu.be