間違ってもいいから思いっきり(市井人の日曜研究)

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

ハンドルネームとブログ名の由来

 私はハンドルネームを「Mr.バチコーン」にし、ブログ名を「間違ってもいいから思いっきり」にしています。
 この「バチコーン」というフレーズは、私の打つ和太鼓の一打一打の音量が桁外れに大きいらしく、「その音はドンどころじゃない、バチコーンだ」と言われた頃から使うようになりました。
 
 和太鼓で「バチコーン!」という常識外れな音を出すためのポイントは、馬鹿みたいに筋力トレーニングをすることではなく、「筋力のみでバチを振り回さない」「重力に身を任せて重心を落下させる」「太鼓の皮の跳ね返りに任せて重心をバウンドさせる」「体の各部を慣性に任せて放り投げる」というように体の使い方を根本的に変えること。
 「そんな風に打ってみたい」という仲間にこうしたノウハウを伝えるために練習会などを開き、便宜的に「バチコーン打法」と名付けたことから、太鼓仲間の中で「バチコーン」が私の代名詞となっていったのです。
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 ここで紹介した「バチコーン打法」を習得するのに邪魔になるのが、和太鼓の世界にはびこる「がっちりと姿勢を固定したほうがいい」という固定観念
 この「姿勢を固定させてしまう癖」が、野生動物のようなしなやかな全身の連動を阻止し、太鼓打ちを滑らかかつシャープな動作の実現から遠ざけています。
mrbachikorn.hatenablog.com
 
 それまで身に付けてしまった癖を払拭するには、宙に身を投げ出すくらいの大胆な挑戦が必要。
 ですから、間違えることを恐れて縮こまるといった場面が現れないよう、「間違ってもいいから思いっきり」をモットーに何よりも思いきりのよさを重視した指導を行っています。
 すべては「がっちりと姿勢を固定させた方がいい」という固定観念を払拭するためです。
 
 これと同じように、私たちが楽しくのほほんと生きるのを邪魔しているのも、これまで刷り込まれてきた「正しさ」という固定観念です。
 「バチコーン打法」の習得には「姿勢を固定する癖」を手放すことが必要だったように、人生をのびのびと思いっきり楽しんでいくには「正しさ」のような「○か×か」という思考パターンから距離をおくことが必要だというのが私の見方です。
mrbachikorn.hatenablog.com
 
 このブログのタイトルを、太鼓の指導で使っていた「間違ってもいいから思いっきり」というモットーにしたのは、「正しさにこだわる癖」も「姿勢を固定する癖」と同様にスパッと切り捨てながら日々楽しく生きていこうという意味合いを込めたから。
 このブログでは、そのためのお手伝いをしていけたらと考えています。
 
  
※当ブログの主なテーマは、この世界を支配する「正しさ」という言葉のプロレスとの付き合い方。
mrbachikorn.hatenablog.com
※そのプロレス的世界観を支えている「記述信仰」の実態を、簡単な図にしてまとめています。
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