間違ってもいいから思いっきり

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

立憲主義か封建主義か

2014年7月1日、日本の安倍内閣は集団的自衛権に関する憲法解釈の変更を閣議決定しました。 この話題について語る人々を1ヶ月近く観察してきましたが、「憲法の解釈を閣議決定で変更するのは民主主義の原則に反する」といった論調を見るたびに「この人たちは…

バカリズムに学ぶ排泄の習慣づけ

2012年12月29日に放送された「すべらない話」の中で、お笑い芸人のバカリズムは排泄に関するディープな告白をしました。 それは彼が自宅のリビングでくつろいでいるときに起きました。 テレビを観ているときに尿意を催した彼はわざわざトイレに行くのを面倒…

3年前の願い事

以前勤めていた高校で10人にも満たない少人数クラスを受け持っていた頃、教室内にミニチュアの七夕飾りを作ったことがありました。 そのときはクラスの全員が短冊に願い事を書き、教室で育てている鉢植えにそれらを吊るしていきました。「10キロ痩せたい」 …

記述信仰からの卒業

言葉の根本的な存在理由は人心を説得すること。 世の中がどうなっているのかを描写したり記述したりするという役割は、言葉の本質とは全く関係がない。 これが私自身の一貫した主張です。 それに対し、言葉はそもそも世の中がどうなっているのかを描写したり…