2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
言葉とは、まるで放射性物質のような存在です。 電気信号として脳に刻まれた言葉は、影響力という名の放射線を脳に浴びせ続けることによって、私たちの在り方を変容させていきます。 生物としてのヒトの身体構造は約20万年前にほとんど完成したわけですが、 …
この世界は、各々の都合と都合とがしのぎを削る弱肉強食の説得合戦の場。 たとえば人間の赤ん坊だって、この説得ゲームの熱心なプレイヤーの一人です。 彼らは可愛らしさを武器にして周囲の大人たちを自分に都合のいいように操りますし、気に入らないものに…
成人の基準というのは場所や時代によって様々ですが、現在の法治国家においては法律によって年齢のみで決められていることがほとんど。 どの国の成人の年も、だいたい14~21歳の間に収まっています。 しかし、そういった法律が定める成人の基準とは別に、「…
この世を仕切る「正しさ」という物差しなどどこにも存在せず、世界にはただ「都合と力のバランス」があるだけ。 http://mrbachikorn.hatenablog.com/entry/2014/03/18/064700 こう考えていた大学時代、私にとって「正しさを競う舞台」としての言論の世界は非…
世間での言葉の使われ方について、私がとことん追究し始めたのは数学を専攻していた大学生のころ。 私は物心ついた頃からずっと、人の行動を仕切りたがる押し付けがましい言葉の圧力に違和感を覚えており、他の要領の良い子たちのようには上手く折り合いをつ…
この世界は、力が支配する弱肉強食の説得合戦の場。 私たちは生まれたときからすでにこの舞台のプレイヤーの一人であり、さまざまな力を用いて互いに説得の応酬を繰り返しています。 ヒトの生存戦略 - 間違ってもいいから思いっきりmrbachikorn.hatenablog.c…
その昔、 J's Barという村上春樹のファンサイトがありました。 ここにはQ&Aというコーナーがあり、いろんなお題を出し合ってはそのお題に答えていくというスタイルで、ファン同士の交流が大変盛んに行われていました。 私も学生の頃はこのQ&Aのさまざまなお…
あるテレビの討論会で、小学生が「なぜ人を殺してはいけないのか」と素朴な疑問を述べ、そこにいたコメンテーターたちが上手く答えられずに困り果てたという出来事が一時期話題になりました。 今回はこうした「大人の理屈」の機能とその限界を分析していくこ…
ヒトを文明社会の担い手へと仕立て上げてしまう言葉の影響力には、ある巧妙なトリックが隠されています。 今回はこのトリックの種明かしをすることで、言葉の荒波に溺れてしまわないための基本的なモノの見方を掴んでいきたいと思います。 喰うか喰われるか…