間違ってもいいから思いっきり

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

クソみたいな現実に立ち向かう

キーチ!! 8 (ビッグコミックス)

キーチ!! 8 (ビッグコミックス)

 新井英樹は、その過激な作風で知られる漫画家。
 理不尽な無差別殺人犯、斡旋業者に大金を払ってフィリピン人と結婚するモテない男、失敗と挫折を何度も繰り返す未熟で暑苦しい新人サラリーマン、凡人の努力を屁とも思わない天才ボクサーなど、彼はこれまで滅多に描かれてこなかったような人物像をこれでもかと描写し続けてきました。
 
 そんな彼が、「カリスマ美容師」「カリスマ講師」など「カリスマ」という言葉が軽々しく使われている世間の軽薄な風潮に対して、「本物のカリスマとは何か」をテーマに描いたのが「キーチ!!」です。
 この作品には、社会のさまざまな矛盾に対して単にクレームを付けるだけでなく、現実を変えるために自ら率先して行動していく驚異の小学5年生の姿が描かれています。mrbachikorn.hatenablog.com
 
 エリート銀行マンの家庭に生まれた甲斐慶一郎は、幼いころから何かにつけて要領がよく、塾の全国模試でもトップをとるほどの秀才。
 彼は4歳のときに、親しく遊んでいた町工場の息子が借金による一家心中で亡くなったことをきっかけにPTSDへと陥ります。
 そんな彼を立ち直らせたのは、同い年で全国的な有名人となっていた染谷輝一でした。
 
 わずか3歳にして目の前で両親を通り魔に殺された輝一は、傷心で街中を徘徊しているところを、浮気中の火事が原因で我が子を亡くし夫に捨てられた自暴自棄のホームレス中年女性に連れ去られます。
 中年女性との逃亡生活の挙げ句に見捨てられて山中に迷いこんだ輝一は、虫や魚を捕まえて食べながら生き延びていましたが、魚が採れなくなって山から降りてきたところを発見され、ニュースやワイドショーなどに取り上げられます。
 
ひとりすごい。
ひとりだいじ。
みんなひとり。
大丈夫。
生きる楽しいひとりだから。
 
 「祖父母たち家族と再会できて嬉しいか」と猫なで声で聴いてくるリポーターたちに向けて、4歳の輝一はぶっきらぼうにこう返しました。
 これは逃亡生活の中で出会った恩人から受けた激励を、幼児の彼なりに解釈したもの。
 突然の両親の死によって悲しみのドン底にいた輝一を、ワイルドに立ち直らせた言葉だったのです。
 
 友人の死によって泣きくれていた4歳の甲斐は同い年の輝一のたくましく生きる姿に激しく揺さぶられ、輝一に関する情報ならなんでも収集する熱烈なファンになります。
 そうして小学5年生になった甲斐のもとに、数々の問題を起こして担当教師たちを潰してきた有名人の輝一が転校してきます。
 
 人を寄せ付けない問題児の輝一に積極的に近付いていった甲斐は、輝一の魅力に改めて惚れ直すことになります。
 甲斐が気に入ったのは、輝一がこの人間社会の作り話に全く飼い慣らされていないこと。mrbachikorn.hatenablog.com
 
 それを象徴するのが、二人が特急電車に乗ったときのエピソードです。
 運行中の車内にいたのは、横柄な態度と大きな声で下衆な金儲けの話を電話で堂々と繰り広げている背広姿の大柄な中年男。
 輝一はその男に近付いて無言で携帯電話を奪い取り、有無を言わさず通路の向こうへと放り投げます。
 
ジブンただの「正義漢」か?
 
 輝一の突然の行動に、甲斐は思わず失望しかけます。
 自分の憧れた男が、安っぽい社会道徳に飼い慣らされた「正義漢」なんかでいて欲しくはなかったのです。
 ですがその一瞬の危惧は、輝一が中年男に向けて発した次の一言ですぐに帳消しになります。
 
お前は嫌いだ。
 
 この言葉を聞いた瞬間、甲斐は思わずガッツポーズをとります。
 輝一は単に世間で理想とされるような正義感に従って行動していたわけではなく、己の「好き嫌い」というきわめてシンプルで本能的な基準で行動していただけだったからです。
 こうして輝一という人間の規格外のスケールを再確認した甲斐は、幼いころから胸に秘めていた壮大な野望を輝一に打ち明けます。

ふたりで日本動かさへんか。
 
お前なにしたいの?
…金か?
お前「日本、動かす」って言ったろ?
 
金はつかむ!!
つかんだ金で「金こそ力」ゆう価値ぶっ壊すつもりや。
そこで質問や輝一くん!!
ジブンっ今に満足か!?
先の予定と希望あるんか!?
 
今も先も…なにしていいかわからない。
俺動くとみんな…壊れるから。
 
なら…どや?
「カリスマ」にならへんか?
マジやで。
 
お前は…頑丈そうだな。
 
 甲斐の野望とは、友人を死なせた「金こそ力」という世の中の在り方をぶっ壊すこと。
 周囲からの圧力など意に介さずに図太く逞しく育ってきた輝一は、気に入らない世の現状を変えたい甲斐にとってまさにカリスマ的存在だったのです。
 
 しかし輝一は、周囲の人間の気持ちを操りながら調子よく生きているように見える甲斐をなかなか信用しません。
 輝一は同じクラスにいる佐治みさとの「壊れかけた弱々しい姿」を目にするのが気に食わないと言い、みさとに対して行われている陰湿ないじめを甲斐の影響力で止めさせるようにと要求します。
 輝一に認められたい甲斐は、学校の内外でみさとにちょっかいを出し続けている女子グループに圧力をかけ、みさとへのいじめは一先ず収束したかのように見えます。
 
 ですが、ドッジボールの時間にみさとと同じチームになったリーダー格のゴサキは、二人ともが外野にいる時を狙ってみさとの無防備な顔面に至近距離から思いきりボールをぶつけます。
 過失を装ってみさとに謝るゴサキに甲斐は詰め寄りますが、故意ではないという申告を受けてその場にいた担任や周りのクラスメートたちは「わざとじゃないし本人も謝ってるんだし」と事態を丸く収めようとします。
 
 そんなクラス全体での共犯的な「見てみぬふりのことなかれ主義」に心底ムカついた輝一は、担任や甲斐やみさとも含めたクラスの全員に鉄拳を食らわせて大問題になります。
 出校停止などの処分から輝一を救いたい甲斐は、保護者会の席に乗り込んでいじめの実態を正直に語ろうと言葉巧みにクラスメートを誘います。
 
人間つるむとロクなこと考えんからな…
なかよし、協力、一体感に酔う多数カサに着た連中ぐらい、信用ならんもんないで!!
まんま「魔女狩り」する人種や。
 
ほんでこの教室の魔女が「みさと」や。
ボクも例外ちゃう。
ええ子でおる気はない。
「魔女」狩っとった人間や。
 
そこで相談なんやけどな、みんな、見て見ぬフリしてたなかよし同士!!
どやろ協力して、輝一くんを助けたってくれへんか?
 
 こうしてクラスメートの協力を得た甲斐は、いじめをやめさせようとした輝一を処分から救うことに成功します。
 この件で甲斐は、刷り込まれた価値観に飼い慣らされているクラスメートたちを心の中でこき下ろし、社会のお約束にまるで去勢されていない輝一に喝采を送ります。
 
ホイホイ踊らされよったあのアホども!!
初めに断り入れてもどこ吹く風や。
「協力」だ「勇気」 だ「正義感」だのがそんなに好きか?
 
ヘラヘラと!!
殴られても気づかへんか。
お前らの罪、「好き嫌い」だけで裁いたやないかあの…輝一はっ。
 
 こうした輝一や甲斐の働きによってクラス内でのみさとへのいじめはほぼ消滅しましたが、みさとの抱えている絶望はそんな生易しいものではありませんでした。
 父と二人暮らしのみさとは、父が連れてくる客を相手に少女売春を強制されていたのです。
 
 そんなみさとから助けを求められた輝一は、売春の現場で仲介役のみさとの父親を殴りつけて妨害し、この犯罪行為を警察に通報します。
 しかし、輝一の度重なる訴えに対して警察は「ちゃんと調査している」と返すだけで、みさとへの売春強要が止む気配は全くありません。
 単純に怒りをぶつけるだけの方法に限界を感じた輝一は、世間の仕組みに対抗するためにとうとう甲斐に協力を求めます。
 
俺は…俺の見えるとこに、ムカつかせること…そういうことがあるってのが…絶対に許せねぇ。
敵は…まとめてぶっ壊したくなる
俺は世間知らずで怒るしか能がない…違うか?
 
 輝一から協力を求められ、少女売春の現場を目の当たりにして気分が悪くなっていた甲斐は、怒れる輝一に共感してそのままでいいとフォローします。
 
ゆうべ…世間を一緒に見たやろ。
クソ現実やで!!
そんなもんに価値なんかない!!
「好き」と「嫌い」、「敵」と「味方」分けて理想話したらええんや!!
 
ほしたら…険しくとも道は見える。
せやっ!!
お前は道を示せ、術はボクが使う、…カッコええやろ。
 
 こうして、世間のクソみたいな現実に対する二人の戦いが始まります。
 みさとを通じて手に入れた顧客リストには、元文部科学大臣にして政権与党の幹事長である曽根しんを始めとして、日弁連No.3、電話会社支店長、県教育委員会教育次長、宗教指導者、電力会社幹部、医大の外科部長といった顔ぶれがあり、政治家も警察もグルであることが発覚。
 さらに顧客リストには、銀行支店長である甲斐の父親の名前もあり、甲斐は強いショックを受けながらも大好きだった父親を告発する覚悟を決めます。
 
 しかし、二人が敵に回した相手の力はすさまじく、取材していたテレビ局とのパイプは断ち切られ、輝一の家は何者かに火炎瓶を投げ込まれて燃やされてしまいます。
 放火によって祖母を失いかけた輝一は激昂し、人気政治家の曽根しんが自宅前で行う囲いこみ会見の場を襲撃して、少女売春を握り潰そうとする勢力に宣戦布告します。
 曽根しんを殴りつけSPに取り押さえられた輝一を引き取りにきた祖父に、権力者側は児童施設への強制収容をちらつかせて札束を積み上げるなど、あらゆる手段で口止めをしてきます。
 
 そんな権力側からの揉み消し工作に対向すべく、彼らは仲間のフリージャーナリストらに人質役を演じてもらい、入手してもらった銃を片手に国会議事堂前にワゴン車を止めて立て籠ります。
 この過激な計画の実行に身震いする甲斐は、少しも物怖じしない輝一に問いかけます。
 
ほんま…少しも気遅れ…せえへんのか?
敵は、この国でトップレベルの力持った者たちやで。
 
力…ってなんだよ?
 
4つや!!
金、…情報、法と暴力や。
 
…くだらねえ。
 
 これまで受けてきた数々の圧力にも屈せずこう言い捨ててしまえる輝一は、立て籠りをやめるように拡声器で説得してくる刑事も、同じようにバッサリと切り捨てます。
 
いいかあ!?
キミたちは今きまりを守らないよくないことをしているんだあ。
 
……法律か?
 
そうだ法律だ!!
キミたちがしていることは法律で禁じられている!!
みんなの約束ごとは守らなきゃダメだろ!?
 
俺がすることをジャマするなら、お前ら警察も法律も、敵だ!!
俺の目に入らないように消え失せろ。
 
 この痛快な輝一の姿に奮い立った甲斐は「銃を持った小学生による国会議事堂前の占拠」という特大ニュースのネタを武器にテレビ局との電話交渉を有利に進め、報道機関へのあらゆる政治的な圧力を突き崩します。
 こうして彼らは、少女売春とそれを揉み消そうとした権力者側の非道をとことんまで告発する映像を、全国ネットで生放送させることに成功します。
 
 目的を果たした彼らは素直に投降し、小学生の甲斐と輝一は児童相談所に送られ、彼らの立て籠りを支援したフリージャーナリストたちは容疑者として警察署で取り調べを受けます。
 自分と大人たちとの境遇の違いに憤った輝一は児童相談所を飛び出し、彼を英雄視して群がる民衆やマスコミたちをすり抜けながら警察署に向かい、仲間たちを釈放するよう警察に直接掛け合います。
 
 警察署の前で「国が定めた法律を破った者を釈放するわけにはいかない」と門前払いを受けた輝一は「わかったもういい」と吐き捨てて児童相談所に帰り、甲斐に「俺の思い通りに国や法律、動かす方法を教えろ!!」と要求します。
 ほんの少し動いただけで大きな人垣を作ってしまう輝一の求心力に注目した甲斐は、捕まった大人たちを早期解放するための現実的な方法論を語ります。
 
テレビ始めおそらく新聞も「ボクらに味方」の論調や…
ええか輝一、ここが重要や。
今の扱いは、いわば人気者アザラシと同じ素材や。
 
幸いなことに普段通り自分らの行為に無自覚なマスコミ連中は、目の前のエサに喰らいつくだけで本質が見えてへん。
こいつらな、国が定めた法律を破った側に味方してんねや。
「法さえ守れば」って世間に「法を破っても」やるべきことがあるって画を、タレ流してしもたんや。
 
4つの力を持ってる奴らを動かすには、こっちも対抗できる力を持たなあかん。
なら今、ボクらに持てる力ゆうたら…あの「人垣」や。
力持ってる奴らが無視できんようなより大きな「人垣」世論を作ることや。
 
……「よろん」?
 
世の中の声!!
支持する声や。
奴らマズいと思たらきっと損得勘定するわ!!
せやから輝一が今…すぐ、少しでも世の中動かす気ぃなら、独裁者なみに大衆を魅了することや。
 
 こうして甲斐はテレビ局に出演交渉を行い、輝一というカリスマ像を盛り立てることで、仲間たちの早期釈放を助長するような世論を築き上げようとします。
 最終話で描かれた甲斐のこのスピーチは、この現代社会を平然と生きている私たち大人にとって耳が痛い言葉だらけです。
 
4歳の輝一が吐いた言葉を覚えていますか?
 
ひとりすごい。
ひとりだいじ。
みんなひとり。
生きる楽しいひとりだから。
 
当時ももちろん今のこんな世やから余計に響く言葉や思いませんか?
ボクには民主主義とかゆう多数派が得する世の中に、喝入れた言葉に聞こえるんですよ。
 
例えばボクが見た輝一は、こんな行動をとりました。
学校でイジメがあれば助ける。
酷い親がいるから子供を助ける。
間違ったことは立場、状況を問わず間違いや言う。
卑怯な奴はこらしめる。
 
今の、中身をひも解けば…イジメの加害者も、児童虐待の発見や救助より、プライバシーを優先したい奴らも、「卑怯」の感覚もなく「合法の範囲内の自由を」と叫ぶ連中も、買春政治家を持ち上げたアホも、みんなひとりじゃなく多数派や!!
 
当たり前の正しいことしよて思たら損をする。
こらしめるにも合法を求める。
見てみぬフリは違法やないから多数派はいつも得ばっかりや!!
 
そんな損得勘定で、多数派が涼しげに知たり顔で選んでることを、「現実」て呼んでません?
ボクらに味方してくれた少数派の大人。
石塚さん、バカ村、カメの3人は今、違法の名のもとに警察に捕まり、刑務所行きの…予定?
嫌な「現実」や。
 
逆にボクらの敵となった奴らは、「バレなきゃOK」「バレたら法を盾に」「現実は金で買え」て、政治家、警察、テレビ局みんなっほくそ笑んでたわ。
それが小学生のボクらが見た大人の「現実」と「民主主義」の世の中でした!!
 
俺は俺が汚えと思うもんが嫌いでそんなもん消えて失くなりゃいい。
誰もやらねえから俺がやる。
 
これ…多数派やなく「ひとり」の言葉や。
国益」が口癖の「現実」的で多数派の評論家は、独裁者を夢見てるて断罪してたけども……構へんよ。
なら、味方の釈放を求めて輝一が言うた言葉は、独裁者の理不尽ですか?
 
お前の理屈は正しくても醜い。
まともに考えろ。
 
…ボクには今の現実が理不尽で、輝一の言葉と行動こそ選ぶべき「まっとうな現実」に思えるんですよ。
 
ほしたら負けたらあかん。
「ひとり」の戦いや。
輝一は「現実」に挑み勝つ気です。
 
ボクが信じるように、輝一を信用に足る人間や思うた人、響いた人、ボクらの戦いに続いてください。
 
一歩っ
踏み出せば世の中変わると信じてる人!!
奇跡を信じる人!!
 
輝一の「ひとり」の戦いに参加してください!!
 
 この甲斐の問いかけはフィクションの枠に収まるものではなく、読者を直接揺さぶりかけるためのもの。
 私たちは多数派に流されることなく、甲斐や輝一のように自分の頭で考えて生きているでしょうか。
 
 私個人について言うならば、私が気に入らないと思うものは甲斐や輝一とは違いますから、私は私なりの「ひとり」の戦いをこのブログでしています。mrbachikorn.hatenablog.com
 新井英樹は、漫画という手段で「ひとり」の戦いをしています。
 皆さんは、どのような「ひとり」の戦いをしていきますか。
 




※当ブログの主なテーマは、この世界を支配する「正しさ」という言葉のプロレスとの付き合い方。mrbachikorn.hatenablog.com 

「正しさ」というゲームの最大の欠陥は、何を「正しい」とし何を「間違ってる」とするのかというルールや、その管理者たるレフェリーが、実際にはどこにも存在しないということ。

人類はこれまで数え切れないほどの論争を繰り広げてきましたが、それらのほとんどは「レフェリーの代弁者」という場を仕切る権限をめぐっての権力闘争でした。
 


「レフェリーの代弁者」という立場は、自分の個人的な要求でしかない主張を、まるでこの世の既成事実のように見せかけるための隠れ蓑です。

「それは正しい」とか「それは間違ってる」という言い方で裁きたがる人たちは、私はこの世のレフェリーの代弁をしているだけなんだという迫真の演技で己の発言の圧力を高めていたのです。
 


演技の迫力とは、演技者が役にどれだけ入り込めるかで決まるもの。

人々はいつしかレフェリーの代弁者のふりが説得のための演技であったことを忘れ、「どこかに本当の正しさがあるはず」といった物語を本気で信じこんでしまいます。

こうして人類の間には、「正しさ」という架空のレフェリーの存在をガチだと捉えてしまう、大がかりなプロレス社会が成立していきました。

そのプロレス的世界観を支えている固定観念の源を「記述信仰」と名付けました。

以下の記事では、この「記述信仰」の実態を上のような簡単な図にまとめて解説していますので、ぜひご一読ください。mrbachikorn.hatenablog.com