間違ってもいいから思いっきり

私たち人間は、言葉で物事を考えている限り、あらゆるものを「是か非か」と格付けする乱暴な○×ゲームに絶えず影響されています。ここでは、万人が強制参加させられているこの言語ゲームを分析し、言葉の荒波に溺れてしまわないための知恵を模索していきます。

気持ち良ければそれでいい

 和太鼓、数学、ブログ全てに共通している私の基本的なスタンスは、「気持ち良ければそれでいい」「楽しければそれでいい」「それ以外の雑音はほっとけばいい」といったもの。
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 私が高校や大学での数学を通じて味わってきたのは、言葉ですっきりと説明できる気持ち良さ。
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 そして大学院時代に和太鼓を通じて味わったのは、全身で感じとるタイプの言語以前の気持ち良さ。
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 現在私が数学と和太鼓を軸にして生きているのは、ただ単にそれらが私にとって「気持ちのいいもの」だからです。
 
 私が生きる上で一番大事にしているのは「私にとっての気持ち良さ」であり、他人がどれだけ違う価値観を押し付けてこようとも、それはあくまでもその人にとっての個人的な好みに過ぎないので、必要以上に真面目に取り合おうとは思いません。
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 自分の好みと他人の好みの優先順位を取り違えてしまうことが、全ての不幸の元凶である。
 そのように私は二十代中頃から考え続けてきましたので、意識的に「他人の好み」に合わせ過ぎない生き方を選択してきました。
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 その結果、非常勤講師として私立高校で受験数学を教えながら、関西や九州を拠点に和太鼓など民俗芸能関連の活動をするという現在のライフスタイルにたどり着きました。
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 そして「気持ち良ければそれでいい」「楽しければそれでいい」「それ以外の雑音はほっとけばいい」 という私なりの処世術をつづるこのブログも、私にとっての気持ちいいことの一環です。
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 世の中に「気持ち良ければそれでいい」とか「楽しければそれでいい」と思えない人が多くいるのは、「それ以上に大事なことがあるでしょ」という雑音があちこちに溢れているから。
 ですから、不特定多数の目に触れる可能性があるブログでは特に「そんな雑音はほっとけばいい」という部分を強調して伝えるようにしています。
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 ブログでの主張の核となっているのは、人間社会を動かしているのは煽動力だということ。
 私たち文明人が生きているこの世界は、これまでに行われてきた煽動の積み重ねで成り立っていると言えます。
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 「正しさ」というのはそうした煽動のために生まれた武器であり、煽動のためでない「真の正しさ」という次元は最初から存在していません。
 世の中では「それでも真の正しさは存在する」という主張が根強いですが、その主張も「真理」という名の「より強大な煽動兵器」でしかありません。
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 そして、こうした煽動への抵抗力が弱ければ、煽動力の高い勢力の思惑に流され続けて生きることになります。
 それこそが、自分の好みと他人の好みの優先順位を取り違えてしまうということです。
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 私は自分の好みに従って「気持ち良ければそれでいい」「楽しければそれでいい」という生き方を貫いていきます。
 「これこそが正しい生き方だからあなたもそうしなさい」とは私は言いませんが、敢えて自分にとって気持ち良くない生き方を選んで苦しそうにしている人を見ると「そこまで他人の好みを優先しなくても人は十分生きていけるんだよ」と声をかけてたくなっちゃいますね。
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※当ブログの主なテーマは、この世界を支配する「正しさ」という言葉のプロレスとの付き合い方
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※そのプロレス的世界観を支えている「記述信仰」の実態を、簡単な図にしてまとめています。
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